何食べようか?

「何食べようか?」
女の子に選択権を与えます。
歌舞伎町の中では、食事のバリエーションはあまりありません。
それでいて会計するときには1万円札が飛んでいきます。
普段は525円の社内食堂のメニューで悩むのに、その10倍以上のお金が惜しくない(その時点では)のですから、恋愛力とは恐ろしいものです。
出勤時に焼き肉というのも問題がありそうですから、しゃぶしゃぶにします。
周りを見渡せば、しゃぶしゃぶ店の一軒や二軒はすぐに見つかります。
女の子のためにドアを開けて店内に入ります。
ぐるりと見渡して、知り合いがいないか、話を聞かれるとマズイ女の子はいないかを確かめているはずです。
オールクリアであれば、二人だけの楽しい時間が始まります。
しゃぶしゃぶ店は「ハレ」の場です。
女の子は甲斐甲斐しく鍋に野菜を入れ、アクをとってくれます。
ここには「○○さん、お願いします」と低姿勢ながら絶対に別の席へ連れて行くぞという決意が見えるラッキーはいません。
一方、女の子のほうは気を遣います。
あなたに楽しい時間を提供しつつ、同伴に結びつけなければ行けないからです。
お客様の中には、二人だけの時間を過ごしたし金も使ったから「店へは行かない」と言い出す人も居ます。
入店時間がせまり、同伴とはいえ、入店時間を過ぎれば遅刻となります。(10分単位で数千円の罰金を科すお店もあります。)ので、女の子は気が気ではありません。
同伴で店に着くと、ボーイが「○○様いらっしゃいませ」と迎えてくれます。
席も用意されています。
入店の行列ができているような状況でも、同伴は優先的に入店させてくれます。
この優越感。
また同伴しようと思うわけです。